~スマホでお子様の作品をきれいに撮影~
1.準備
【平面作品の場合】
作品の裏面にマスキングテープを貼る
マスキングテープを輪のように丸めて、それぞれの角に1カ所ずつ貼りましょう。
四スミに貼ることで壁に貼ったときにシワや影がなくなり、作品をきれいに写すことができます。
セロハンテープは粘着力が高く、作品にあとが残ることがあるため、ご使用はできるだけお控えください。
四スミにマスキングテープを貼ります。
明るい色の壁を選び、撮影する方の目の高さに作品を貼る
白や薄いベージュなどの明るい色の壁に貼ると、作品を明るくきれいに写すことができます。 黒、茶色、濃いグレーなどの壁は、撮影時に壁の色の影響を受けてしまい、作品本来の色味を失うおそれがあります。
明るい色の壁・撮影する方の目の高さに作品を貼ります
スマホの画面にグリッドを表示させてまっすぐに撮影しましょう
作品を貼る壁がない場合は、ふすま・ドア・大型冷蔵庫などに貼るのもアイデアです。 ただし、窓など光の反射を受けやすい場所、カーテンなど作品がまっすぐに貼れない場所は避けましょう。
作品を床やテーブルに置いて上から撮影する時は写りこまないように注意しましょう。
テーブルに置いて撮影すると影や照明が映りこみます。
またまっすぐに撮影しづらいです
【立体作品の場合】
作品の背景になるように、画用紙などで壁をつくる
背景の写りこみをなくすため、立体的な作品の後ろには写真のような壁をつくりましょう。
厚みのある白い画用紙が望ましいですが、薄い色の画用紙やランチョンマットなどの布類でも代用できます。
お子さんの作品にあわせて、あえて色や柄のある背景にするのもおもしろいかもしれません。
作品が大きいときは床に置いてみてもいいですね。その場合は白いシーツを敷いてみたり、薄い色のカーペットやフローリングなどの上がオススメです。
作品の後ろに紙で壁を作りましょう
作品が大きい時は床に置いてみてください
2.撮影
スマホを目の高さに構える
手ぶれしないようにしっかりとわきをしめましょう。
スマホを手前や奥に大きく傾けてしまうと、画面の中に距離感の違いができてしまいます。
スマホと作品が平行になるように意識しましょう。
作品とのちょうどいい距離を測る
まず、スマホと作品との距離がちょうどいいなと思ったところで1枚撮影しましょう。
そこから半歩後ろに下がり、少しだけズームしてもう1枚撮影してみましょう。
ズームした状態で撮影すると、レンズによる写真のゆがみを最小限にできます。
作品のまわりに余白を入れる
作品を画面のいっぱいに写してしまうと、仕上がったときに作品の端が切れてしまうことがあります。 額縁や写真フレームをイメージしながら、作品のまわりに多めの余白(壁や背景)を入れて撮影しましょう。
余白を入れて撮影します
照明は自然光がベスト
・昼間の明るい自然光がベストですが、夜間や暗い室内では、昼白色の照明下での撮影をおすすめします。
(昼白色は太陽の明るさに最も近い自然な色といわれています。)
白っぽく青みがかった昼光色、暖色系でオレンジがかった電球色の照明は、作品に照明の色が重なってしまい、
作品本来の色味を失うおそれがありますので、できるだけ避けるようにしましょう。
スマホ内のカメラで撮影
カメラアプリは画像のサイズが小さくなることがあるのでオススメできません。
またフィルターや補正などの加工は控えた方が自然な仕上がりです。
ただし、作品の雰囲気やお好みにあわせてあえてフィルターを使用される場合はこのかぎりではありません。
3.写真セレクト
作品を撮影できたら、お子様にお気に入りの写真を選んでもらいましょう。
きょうだいの作品を一緒に撮影された場合は、同じ枚数をセレクトすると偏りがなくなります。
お子様と一緒にセレクトした写真が「humming」になると、できあがりも楽しみですね。